バレリーナの引退年齢って?
今回のブログを担当させて頂く、荒井萌です。
この間テレビでフィギュアスケートの選手の現役引退年齢は22歳という話を耳にしました。
当たり前ですが、実際に22歳で引退する選手もいれば、それより長く選手生活を続ける選手もいる。
浅田真央さんは26歳での引退だったそうです。
引退年齢は様々ですが、ではバレリーナの引退年齢はいくつなのか?
調べてみると多くは、40歳代だと言われています。
国立のバレエ団では、引退年齢が決められています。
フランスのパリ・オペラ座バレエ団では、42歳と定められています。
というのも、日本と違ってヨーロッパではバレエダンサーを保護する制度が設けられているところが多く、国立のバレエ団に所属していたダンサーは在籍年数にに応じて年金が支給されるそうです。
年金以外にも出産育児休暇などもあるようです。
世界で活躍しているプリシンパルの多くは、25歳前後でプリシンパルに昇格しています。
ダンサーにとってターニングポイントになるのは25歳ということですね。
25歳ぐらいまでにテクニックをマスターし、その後より芸術性、表現力や演目への解釈の仕方などの芸術面を高めていくことが多いです。
テクニックの衰えに対して、芸術性を高め、作品の質を下げることなく演じる。
新体操やフィギュアスケートは、バレエと同じく美も求められるものですが、点数や勝ち負けの世界のためどうしてもテクニックを重要視される。
テクニックをきちんと決められる肉体的年齢を考えると、引退年齢がバレエより早いのかもしれません。
一方、バレエは点数や勝ち負けより芸術性を求められるため、テクニックが決められる肉体的年齢を超えていても芸術面でカバーし、
むしろその年齢だからこそ生み出せる表現力や解釈の仕方などの芸術性で人々を魅了することができるのかもしれません。
引退後、ダンサーの多くは教師として教える立場になったり、舞台関係やリハビリ関係、また怪我の経験を生かしスポーツドクターになるダンサーも居たり、フリーに転向し世界の様々な場所で活躍しているダンサーも居たりします。
引退後は軽々を生かして様々な分野でみなさん活躍されているようですね!