大人バレエあるある① つづき
今回のブログを担当させていただく、荒井萌(あらい めぐみ)です。
今回は前回の続きということで。
前回、大人バレリーナの方に「どうやったら順番を覚えられますか?」という質問を頂いたことから、順番を覚えるときのポイントについてお話ししました。
まずは、前回のおさらい。
順番を覚える時、「脚」、「上半身」、「腕」の3つに分けてフォーカスを置いてみましょう!
バレエの基本的な動きは、この3つを優雅に動かすことで成り立っています。
なので、この3つにフォーカスを置くことが出来れば、自然と順番も覚えやすくなる。という訳です。
では、実際どの順番で覚えていくのか。
ここが重要ですよね?
まずはポイント①
「デモストレーションは見るだけ!」
先生がデモストレーションをしてくれている時、多くの生徒さんは先生と一緒に先生と同じ動きをしながら覚えようとします。
あ!あたしもだ!と思った方いらっしゃるのでは?
まず、1回目は先生の動き"のみ"を見てください!
一緒に動いてはいけませんよ?グッと我慢!
なぜかというと...
先生と一緒に動くと視覚から先生の動きが入ってくるのと同時に、自分の体を動かしている感覚も一緒に入ってきます。そのため、脳が大忙しになってしまい、結果覚えづらい!!となってしまいます。
なので、まず1回目は先生のお手本をじっくり見て、頭の中でイメージしましょう。
次は、「脚」と「上半身の移動や回転」を覚えましょう!
ポイント②です。
デモストレーションの後、先生は動きの説明をしてくれます。
その説明の中で多くの先生は、脚の動き、進む方向(体の向きや回転)、腕の動きを教えてくれると思います。
この時、先生の説明の全てを拾おうとしてしまうと...
訳わかんなーい!ってなってしまいがちになるので。
ここは思い切って、腕の動きは一旦置いておきましょう!!
まずは、「脚の動き」と「体の向き」に集中して覚えていきます。
説明の後のマーキングでも腕は少しお休みして、脚の動きと体の向きを集中して覚えていきましょう。
脚だけでなく、体の向きも一緒にフォーカスを置くのは、体の向きが違うとポジションそのものが変わってしまうことがあるからです。
出している脚は同じでも、体の向きが異なると違うポジションになってしまいます。
なので、脚の動きと同時に体の向きも一緒にセットで覚えてしまいましょう!
いよいよ「腕」です!
ポイント③になります。
脚、上半身の動きが出来るようになったらいよいよ腕の動きです。
腕の動きは他の人たちが踊っている時間も活用して覚えていきましょう。
ポイントは、腕を動かすときのタイミングを一緒に覚えることです!
腕のタイミングによってジャンプがうまく飛べなかったり、回転がうまくできなかったりします。
腕を動かすときのタイミングはとても重要です。
腕のポジションによってもバランスが変わったり、顔の付け方が変わったりします。
前の人が音で通している時にこそ、チャンスです!
音を聞きながら腕を動かすタイミングも一緒に覚えられるとベストです!!
と、このように一つ一つ段階を踏むと覚えやすくなります!
いきなり全部を覚えようとするのではなく、段階を踏んで少しずつ足していきましょう!!
段階を踏むときちんと正しいものを覚えることができるので、より楽しく踊ることが出来るようになりますよ!
さらに余裕が出てきたら呼吸や先生の注意するポイントにも目を向けることが出来るので、更に更に楽しく踊ることが出来るようになると思います。
是非挑戦してみてください!!