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エコルスタはり・きゅう整骨院のブログ

ダンサーの格付け

回のブログを担当させて頂く、荒井萌(あらい めぐみ)です。

さて、皆さま突然ですが。
バレエダンサーにはランク付けがあるって知ってますか?


真ん中で踊っている人と周りで踊っている人の違いでしょ?
主役か主役以外かの違いでしょ?

漠然とそう思っている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?


基本的にバレエ団に入るには試験、オーディションに合格してから入団となります。

そして、まずコールドと呼ばれる群舞での踊りからスタートします。

コールド、群舞で経験を積み、力がついてくると昇級しソロで踊れるようになります。

バレエダンサーのランクの名称はそのバレエ団によって多少異なります。

トップダンサー、つまり主役を踊るダンサーをプリシンパルと呼びます。
パリ・オペラ座では、エトワールと呼ばれています。

次の準主役級のダンサーをファーストソリストと呼び、名前のつくような主要な役を踊るダンサーをソリストと呼びます。


ちなみに、ボリショイでは準主役級をリードソリスト、名前がつくような主要な役をファーストソリストと呼びます。
一方、パリ・オペラ座では準主役級の男性をプリミエ・ダンスール、女性をプリミエール・ダンスーズと呼び、名前がつくような主要な役をスジェと呼びます。

その次の階級が群舞の中の主役になります。
これをファーストアーティストと呼びます。
ボリショイでは、ソリスト。パリ・オペラ座ではコリフェと呼ばれています。

そして、1番下の階級が群舞になります。
群舞はコールドやアーティストと呼ばれます。
パリ・オペラ座では、カドリーユと呼ばれます。


と、こんな感じでバレエ団や国によっても呼び方は異なりますが、バレエダンサーと言っても色々あり、階級の差で年収や出られる作品も変わってきます。


もちろん、バレエダンサーの最高峰 プリシンパルをみんな目指しますが、プリシンパルにまで上り詰めるのはとても大変なことで栄誉のあることなんです。

ちなみに、エトワールとは主役のダンサーと言いましたが、パリ・オペラ座ではプリシンパルの中でも花形の限られた人にしか与えられない称号としてエトワールと呼ばれています。
エトワールとはフランス語で星を意味しています。
本当に限られたごく一部の人にしか得られない称号になります。

みんなダンサーはこのプリシンパルやエトワールを目指して日々練習に励んでいるんですね!

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