バレエでのつま先立ちルルヴェについて④
今回のブログを担当させていただく、荒井萌(あらい めぐみ)です。
前回・前々回と、ルルヴェ(つま先立ち)の動作を3つに分け、
上がる時、上にいる時、降りる時の上にいる時に注意することやポイントをお話ししてきました。
今回は、最後の降りる時のポイントについてお話ししたいと思います。
降りる時に注意するポイントは、上がる時、上にいる時と同様、踵の位置・体重のかける場所に注意しながらアンデオールを保ったまま、
股のすぐ下からファスナーを閉めるようなイメージで、
上から1つ1つ閉めていくように降りてくることです。
降りる時のポイントは、基本的に上がる時・上にいる時のポイントをそのまま保つことが大切です。
そして、ドスンっ!と床に降りないように、
上と下の張り合いのコントロールを忘れずに常に引き上げ続けることも重要になります。
降りた後にプリエをするような振りの時は、
踵が床に着くギリギリまでずーっと膝を伸ばし続けることもポイントです。
プリエをすると思っていると、膝が緩みやすくなるのでギリギリまで力を入れ続けて、プリエに繋げることで滑らかで柔らかいプリエが行えます。
今回を含め、3回にわたりルルヴェの時に注意する点をお話ししてきました。
簡単にまとめますと......
<上がる時>
・立っている準備の時から身体を引き上げアンデオール(外旋)を行う。
・踵が後ろを向かないよう意識する。
・5本の指全部を使い第2趾に向かって身体を引き上げながら踵を上げていく。
<上にいる時>
・体重の位置は5本の指全部を使いながら第2趾を支点にかける。
・踵の高さは、左右同じ高さである。
・ギュッと固まらず、常に伸び続ける。
・目線は真っ直ぐ前を見て、下を見ない。
<降りる時>
・アンデオールを保ったまま、踵や体重の位置に注意しながら1つ1つ降りてくる。
・上と下の引っ張り合いの力をコントロールしながら降りてくる。
・プリエをする場合は、ギリギリまで膝を伸ばし続け、滑らかで柔らかいプリエに繋げる。
ぜひ、参考にしてみてください!