バレエでのつま先立ち ルルヴェ②
今回のブログを担当させていただく、荒井萌(あらい めぐみ)です。
最近は暑い日が続いていますね。
しっかり水分補給をし、熱中症にならないよう気を付けてください。
今回は、前回の続きということで。
前回お話したルルヴェ(つま先立ち)を行う時のポイントをいくつか紹介したいと思います。
ルルヴェを行う時の動作を
①上がる時または上がろうとする時(踵を床から離してつま先立ちになる動作)
②上にいる時(つま先立ちの状態)
③降りてくる時(踵を床に降ろす動作)
の3段階に分けてお話したいと思います。
まずは、①の上がる時。
床から踵を上げる際のポイントや注意することは、3つあります。
1つ目は、「踵が後ろに逃げない」こと。
ルルヴェをする際に後ろから見た時、踵が見えるのはNGです!(踵の外側が見えるのはOKですよ)
後ろから踵が見えるということは、きちんとアンデオール(外旋)が出来ていない。ということになります。
アンデオール(外旋)がきちんと180度開ける場合はそのまま真っ直ぐ立つだけなので問題ないのですが、180度開けない場合は特に意識する必要があります。
では、踵が後ろに逃げないようにする為にはどうすればいいでしょうか?
これが2つ目です。
「身体を引き上げる」こと。
踵が後ろに逃げない=きちんとアンデオール(外旋)が出来ている ということになります。
きちんとアンデオール(外旋)をする為に重要なのは、身体を引き上げること。
これは前回お話しましたね。詳しくはそちらを見ていただければと思います。
しっかり身体が引き上がっていないとアンデオール(外旋)が出来ない為、まずは立っている状態(パテールでのプレパレーション・準備)の時からしっかり身体を引き上げ、アンデオール(外旋)していることがポイントになります。
そして最後の3つ目は、体重を乗せる場所です。
基本的に体重は親指から小指までしっかり5本の指を使って立つことが重要になります。
ポイントととしては、上がる際に第2趾(人差し指)に向かってネジを回すようなイメージで股関節からしっかりアンデオール(外旋)させて身体を引き上げながら踵を上げていくことです。
目線はしっかり前を向いて、下を向かないように注意してください。
目線が下がると姿勢が悪くなりきちんとアンデオール出来なくなるので目線も重要です!
アンデオール(外旋)が180度開かない場合は、斜め上に向かって上がるようなイメージでルルヴェをしていくと踵が後ろを向かずにしっかりアンデオール(外旋)をしたまま立つことができます。
まず始めの上がる動作でのポイントは以上になります。
まとめると...
立っている準備の時から身体を引き上げアンデオール(外旋)をしっかり行う。
踵が後ろを向かないよう意識し、5本の指全部を使い第2趾に向かって身体を引き上げながら踵を上げていく。
色々気を付けないといけないところはありますが、まずはこの3つに意識を置いてルルヴェを行ってみてください!
続きは次回書きたいと思います。