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エコルスタはり・きゅう整骨院のブログ

挨拶

今回のブログを担当させていただく、荒井萌(あらい めぐみ)です。

今回は、「レヴェランス」!
皆さんはレッスンなどを受ける時、おはようございます。こんちには。こんばんは。よろしくお願いします。など、必ず挨拶をしますよね?
そして、終わったら有難うございました。と言いますよね?
バレエにも挨拶があります。それが、「レヴェランス」。

レヴェランスとは、日本語で「崇敬・尊敬」という意味で、respectより程度の高い尊敬を表す言葉として使われています。
教えてくれるバレエ教師に。
レッスンや舞台に必ず必要になる音楽を奏ででくれているピアニストや演奏者に。
そして、鑑賞してくれているお客様がいて初めてバレエは成り立つので、最後まで観てくれたお客様に。
尊敬の気持ちを込めて、レヴェランスを行います。

通常、レッスンでは必ず始めと終わりにこのレヴェランスを行います。
レヴェランスは、ただの振りではなく意味のある挨拶なのです。心のこもった美しく優雅なレヴェランスを行うことが大切になります。

意味を知るだけでもただの振りが意味のある振りに変わりますよね。
バレエを始めて最初に教わるのがこのレヴェランスなのではないでしょうか。

演じるキャラクターによっては、それぞれレヴェランスの形が異なることがあります。
例えば、白鳥の湖では白鳥の羽ばたく羽を腕で表現してレヴェランスを行いますし、ドンキホーテでは扇子を使ったり、腰に手を当てて腰をツイストしながらレヴェランスをしたりします。
キャラクターに合わせてレヴェランスが変化するのもバレエの1つの見どころですね。

上手にレヴェランスをするには!
「呼吸」が大切になります。
当たり前でしょ。と思うかもしれませんが意外と難しいんです。踊り終わった後のレヴェランスだと息も上がっていて、どうしても早く動いてしまいサラーっと終わらせて幕にはけてしまうことが多いです。
なので、踊り終わった後のレヴェランスこそ、見せどころ。
踊り終わった後のレヴェランスによっては余韻が残り何とも言えない独特の空気が流れることもあります!


ポイントは脚を後ろにロンド(動かした)した後に一呼吸置いてからお辞儀をすること。
そして、お辞儀をする際は頭を下げ過ぎず、角度を付けることです。
頭を下げ過ぎてしまうとシニヨン(お団子)しか見えなくなってしまうので顔が見えるよう角度を付けるといいですよ。


焦らずゆっくり、美しく優雅なレヴェランス。
研究してみてくださいね!

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