久しぶりのバレエのお話☆
今回のブログを担当させていただく、荒井萌です!
今回は少しバレエのことをお話ししたいと思います。
この間、バレエを習っている高校生に、
「今までに怪我をしたことはある?」
と聞く機会があり、聞いてみると、こんな答えが返ってきました。
「捻挫ぐらいならありますよ。」と。
その子があまりにもサラーっと「捻挫ぐらいなら」
と簡単に言ったので、なんでだろう?
とちょっと不思議に思ったんです。
捻挫も立派な怪我です。なのに、なぜ?
でも、よくよく考えてみると。
私も踊っている時、腰を痛めたり、捻挫をしたり、
股関節や膝、踵など様々なところを痛めました。
ただ、それらを「今まで怪我したことありますか?」
と聞かれると、きっと「色々痛めたことはありますが、踊れていたので怪我と言うほどの怪我はないです。」
と、言っていたと思います。
その子の答え、ある意味当たり前の答えだったのかもしれません。
そもそもバレエって、トウシューズを履き始めた時はマメができて痛かったり、
アラベスクのキープを頑張ると背中が痛かったり......と、
「痛い」と感じる場面が多々あるんです。
そして、痛いからと言ってトウシューズを履かないわけにはいかないし、
キープをやめるわけにはいかない...
「痛いのはしょうがない」、「上手くなるための痛みは我慢する」
そんな考えにたどり着くのではないでしょうか?
しかし、ちゃんと考えてみてください。
「痛めているが踊れているから怪我ではない。」
これ、正しいですか?
そもそも、痛めている時点で、
それ怪我している。と言うことになりますよね?
どうして痛めたのか?
どうして痛めているのか?
言い換えれば、
どうして怪我したのか?
そこが大事になります。
捻挫した時、どのように捻挫しましたか?
アラベスクをした時、どのように足を上げてましたか?
上半身はどのようになってましたか?
もっと言えば、マメだって怪我です。どこにマメができましたか?
そのトウシューズ、本当にあなたの足に合ってますか?
痛めていても踊れるから大丈夫。では、ありませんよ。
例え、痛みがなくなったとしても同じ動作を続ければ、
また痛みが出てくることもあります。
正しい動作、正しいポジション、ちゃんと取れてますか?
踊れるから怪我をしていない。と言うわけではないのを、
どうか勘違いしないで欲しいと思います。